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本書は1983年に初版が出版されて以来、一部改訂しながら実に33刷を果たし、この度全面改定し、生まれ変わった。はじめに一貫してかかわってきた新崎盛暉氏が、沖縄人のアイデンティティーを歴史的に述べ、若手のジャーナリスト、研究者たちが沖縄戦、軍事基地、産業、経済、自然などを書き、宮古、八重山などの島々の風土を、地元の書き手たちが書き継いでいる。あらためて感じるのは、島外者にとっての「沖縄案内」の書としてではなく、わたしたち沖縄の人間にとっても新しい発見があり、何よりも具体的な記述がありがたい。例えば沖縄観光の実態。復帰時の観光収入は324億円であるが、06年には4千億円と十倍以上に伸びている。ではそれに比例して沖縄は豊かになったのか、というとそうではない。筆者によると、沖縄の観光は「薄利多売」「豊作貧乏」で、その売り上げの大半を本土業者や旅行代理店に持っていかれてしまう。このままの形だと、仲井真知事の政策で1千万人の観光客が来ても、沖縄は決して豊かにはなれないのである。それどころか、海も山も枯れ果ててしまうことだろう。復帰後、政府は「沖縄振興開発資金」として総額13兆円(07年現在)を投入したが、これもその大半が本土企業に回収されているというのだ。一方、宮古や八重山の島々では何が起こっているのか。島在住者の優れた書き手により、島の総体と実態が浮かび上がる。宮古島は「畑地の基盤整備は、800億円ともいう国の世界最大の地下ダム建設とも連動していながら、周辺の森林原野は消えて吹きさらしとなる」。また石垣島では「新石垣空港建設によってさらに島外資本による観光産業などによる開発が進むであろう。そのとき島の豊かな自然と環境、文化は生き残れるであろうか」と危惧(きぐ)している。改訂版では文化の項目が消えたが、島の自立と文化の問題は切り離せない。
[引用元:琉球新報]
これは、重い話ですね。
観光収入が十倍に伸びているのに、豊かになっていない。
それどころか自然を始め、様々な資源が失われている。
私も沖縄は大好きですが、本当にそうだなあって感じます。
なんとか残す方法を考えないと、どんどん失われていくばかり。。。
楽しんでいるだけではだめですね。
沖縄の自然と文化を守り、観光収入を沖縄のために使えるようにならないと。
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